下痢や便秘などを繰り返してしまう過敏性腸症候群(IBS)、数ヶ月症状があり、病院で検査をしても異常がない場合は、過敏性腸症候群かもしれません。
過敏性腸症候群とは?
腸に異常がないのにお腹の痛みや不快感が続いたり、下痢や便秘を繰り返す病気です。過敏性腸症候群は、
便秘型
下痢型
混合型
大きく分けて3つあり、それぞれ症状が違います。
便秘型 過敏性腸症候群
お腹の痛みがあり、便意をもよおして、トイレに行っても便が出にくく、便が出てもコロコロとウサギのフンのような便が出る。
下痢型 過敏性腸症候群
激しいお腹の痛みのあと、粘液性の下痢が1日に何回もおきます。便意が強いのに十分排便できず、残便感が残ります。
混合型 過敏性腸症候群
数日間、下痢が続いたあと、便秘やコロコロした便、細い鉛筆状の便が出るなど、下痢と便秘を繰り返します。
補足として
おならが頻繁に出たり、おなかにガスがたまって激しい腹痛をおこすガス型などもあります。
さまざまなタイプがありますが、過敏性腸症候群は、ストレスや自律神経のバランスの乱れにより腸の収縮運動が激しくなったり、痛みを感じやすい、知覚過敏状態になることが原因です。
【過敏性腸症候群には鍼灸治療】
過敏性腸症候群でお悩みの方は、すでにさまざまな治療をしてきたかもしれませんが、しっかりと治すには鍼灸治療が効果的です。鍼灸治療は、今感じている痛みや便通異常をやわらげ、異常をきたす元となるストレスの影響をうけた自律神経の乱れを整える治療法です。

突然トイレに行きたくなることが不安になり、トイレを常に探したり、各駅停車の電車しか乗れなくなったり、その不安な気持ちから症状がさらに悪化して外出する気が引けてしまったり、電車に乗れなくなることがあります。
また休日に症状がないのも特徴で、仕事の日だけ症状が出る不安があって仕事に行けなくなるということもあります。そんなお悩みがある方は、安心して日常が過ごせるよう、早めに鍼灸治療をしていきましょう。