これって顔面神経麻痺?

これって顔面神経麻痺?

みなさん、こんにちは!愛知県稲沢市にある「うさみ鍼灸院」です。

顔面神経麻痺とは、顔の筋肉を動かす神経である顔面神経が急に機能しなくなったり徐々に機能しなくなるので、目が閉じられなくなる、口元が垂れ下がる、お茶を飲んでも口元からこぼしてしまう、自分の顔が歪んでいるように見える病気です。

顔面神経麻痺を引き起こす原因となる病気のうち、約70%はBell麻痺(ベル麻痺)とHunt症候群(ハント症候群)と呼ばれる病気です。

ベル麻痺は30代、50代に多く、ハント症候群は20代、50代に多い傾向があります。妊娠中、特に妊娠後期においてベル麻痺が生じやすいといわれています。そして出産後、1年は出産による体力の消耗、抵抗力の低下から顔面神経麻痺が発症しやすくなるため注意が必要です。

【ベル麻痺】

顔面神経麻痺の中でベル麻痺の占める割合は、約55%と最も多くみられる病気です。

ベル麻痺は原因不明の顔面神経麻痺をさしますが、日本顔面神経研究会が提唱する顔面神経麻痺の手引き(2023)では、ベル麻痺の原因のほとんどはHSV-1(1型単純ヘルペスウイルス)としてあげられています。

ベル麻痺の症状としては、

  • 片側の目を閉じられない
  • 額にシワを寄せられない
  • 頬を膨らませられない
  • 口笛が吹けない
  • イーと歯を見せられない
  • お茶を飲もうとすると口元からこぼれてしまう
  • 舌や口の中で味覚が変わってしまう
  • 涙や唾液の異常分泌

顔面神経麻痺は重症度や治療の開始時期が遅いと、3~4ヶ月以降に病的共同運動や顔面拘縮など、機能異常あるいは後遺症があらわれてしまいます。

【顔面神経麻痺には鍼灸治療】

顔面神経麻痺に対する鍼灸治療は、発症してすぐの急性期から数ヶ月~数年経過した状態でも治療することができます。病院の治療と並行しておこなうことにより回復を早めます。

うさみ鍼灸院には顔面神経麻痺の専門外来があり、最新の顔面神経麻痺ガイドラインに沿って行うため、損傷した表情筋、顔面神経に対して、髪の毛よりも細い使い捨ての鍼で優しく、より効果的に治療することができます。

顔面神経麻痺でお困りの方は、「うさみ鍼灸院」までご相談ください。

うさみ鍼灸院

稲沢市平和町塩川72
TEL.0567-69-5889