毎月生理前になると、
- イライラしやすい
- 急に泣きたくなる
- 体が重だるくなる
などといった不調を感じ、普段の自分と違うと悩まれる方は多いです。
女性の約8〜9割の方が、生理前に何らかの体の変化を感じています。
そのような不調は、PMS(月経前症候群)といい、月経(生理)前の3〜10日に起こり、身体的・精神的な不調が現れ、生理が始まると同時に軽減・消失していくという特徴があります。
なぜ生理前になると、このように不調が現れるかというと、女性ホルモンである「エストロゲン」と「プロゲステロン」が大きく関わっています。
女性ホルモンは 約一月の間に劇的に変動し、体とこころのどちらにも影響します。特に生理前は エストロゲンとプロゲステロンが急激に低下し、脳内のホルモンや神経伝達物質の異常を 引き起こすため、様々な不調へとつながると考えられています。
身体的症状としては、
- 頭痛
- 腰痛
- 下腹部の張り
- 体の重だるさ 精神的症状
- イライラしやすい
- 気分の落ち込み
- 物事に集中できなくなる
など上記のものは一部で,症状はさまざまです.同じ人でも毎回症状が違うこともあり,その種類は200以上といわれています.

症状を軽減させるためには、軽い有酸素運動やストレッチ、バランスの良い食事を摂ること、またストレスによって症状が強くなるといわれているため、ストレスを溜め込まないように気分転換やリラックスする時間をつくったり、睡眠をしっかりとることも大切です。

そして、併せて鍼灸治療をおこなうとより効果的です。鍼灸治療は、気になっている症状を軽減させるだけでなく、自律神経を整えることでホルモンバランスを安定させます。
治療を継続しておこなうことで、不調の出にくい体へと近づけます。生理のたびにこのような不調に悩まされるのは辛いですよね。毎月のことだからこそ、少しでも楽に過ごせるように鍼灸治療を試してみませんか?